ポカポカ 4月の沖縄 ぶらり旅

 4月のバースデーを迎え、自分自身への誕生日プレゼントとして、どっかに行く事を考えた。国内はバースデー割引で1万円で飛べる。っつーことで、北海道・長崎・沖縄と旅行先をピックアップしてみた。何をメイン目的にするか?と考えた時に、JAL時刻表で目に付いた9人乗り旅客機BN2を思いだし、これをメインにもってくることにし北海道の選択肢は消す。。次に、長崎と沖縄を天秤にかけ、どちらに行きたいかを考えると、沖縄が残った。 というわけで沖縄に行く事が決定した。
石垣−波照間  那覇−離島 などを候補に上げてプランニングしてみる。
 石垣はマイレージを貯めるには好都合の場所であるが(爆) 往路のチケットが取れても復路のチケットが取りにくく、(那覇経由だと、値段が上がる)最初に断念。
ということで、那覇から簡単に飛べる粟国か慶良間になる。慶良間っていうと観光地って感じがし、自分には粟国の方が島が小さく魅力的に思えた。ということで、粟国に決定〜☆
 さて、次はチケットの準備だ。幸運な事に、親に「バースデー割引で沖縄へ行く」というと、誕生日祝いということでJALクーポン1万5千円分をくれた。わ〜〜〜〜〜い! 勢い余って速攻、予約を入れて3月1日にガラーンとした宇部空港カウンターでチケットを発券する。(宇部旅行記参照) 沖縄→仙台のANAは、電話で予約をし、クレジット決済をし、チケットレス扱いにした。
 ということで、4月6日、東京から沖縄経由で秋田への旅が始まった。

4月6日 東京(羽田)→沖縄(那覇) JL933便

 粟国島から沖縄本島に戻るフェリーが、粟国を14時に出るから、それまでに粟国につくような飛行機を選ぶと羽田発8時15分に決まった。もう1本前に、羽田6時30分というのがあるが、出発時間があまりにも早すぎて起きれない不安(家→羽田空港=2時間)からヤメ(笑)
 さて、羽田空港では宇部で発券してもらったチケットを機械に入れてチェックインをする。(座席は事前指定済) 羽田→沖縄那覇に続いて那覇→粟国のチケットをいれると、はじかれる。今日使う2枚の航空券を係員カウンターに持っていくと「那覇での接続時間が35分しかありませんね」と言われるが、「25分以上でOKですよ」と切り返すと「失礼しました」と返してきた。飛行機同士の接続には、最低20分の余裕を持つのが通常であるが、羽田・関空といったハブ空港と琉球エアコミュータ関連は、これよりかも時間が必要である。 だから35分で大丈夫かどうかカウンターの姉ちゃんも自信が無かったのだろう。勉強するなり、早見表をカウンターに用意するなどしておいて・・・も使われる機会は少ないと思う(爆) 琉球エアコミュータに乗り継ぐ客が少ないということだ。機械が受け付けてくれない那覇→粟国のチケットはカウンターの姉ちゃんがやってもうまくいかない。「少々お待ちください」と言い、後ろに控えてた先輩風の姉ちゃんに聞いている。と、「ここ羽田ではチェックインができないから、沖縄でやってください」ということ。時刻表にお乗継(他社便を含む)のお客様は、最終目的地までの航空券をご提示ください。と書いてあるからそのとおりやったのに、ただ提示するだけで何の得も無かった。
 セキュリティエリアを抜けて12番ゲートを探す。JAL利用者が溜まってるスペースかなぁと思ってたが、12番はビックバードの中心部・ANA、JAL共有のゲートであった。時刻は8時を回ったころ、ようやく搭乗が始まった。長い列を作って待つのが嫌いな性分だから途切れるまで待つ。座席は1階に比べてこぢんまりしてる2階の窓側を選んだので、階段を上がっていく。隣席には既に人がおり挨拶して窓側にいれてもらう。シートベルトをしめて新聞を読み出すと、時刻きっかり8時15分にゲートを離れ滑走路に向かった。さて離陸だ〜☆ 加速度aを観察しながら(物理チック?)、雲の上へとあがっていく。
 神津島が見えたあたりでシートベルトサインが消え、機長からのアナウンスがはいる。沖縄までは西風が強く、それに向かっていってる為に速度が落ちてしまい、到着が5分遅れる見込とのこと。那覇での接続時間が35分しかない俺にはヒヤヒヤな気持ちが沸いてきた。これ以上遅れませんよーにと願いながらもドリンクをいただく(もちろん2杯:笑) まずは、スカイタイムっていうパイナップル風味のジュース。高校の先輩がこれを好きで何度かいただいたことがある。それがきっかけでこのジュースを知り好きになっている。おかわりには、コーヒーをいただく。これはふつう。コメント無し。 窓の下は、一面雲であり、現在地が分からない。雲が無かったとしても海が見えるだけで意味無し(爆) アテンダントの放送を聞くと、反対側の窓からは潮岬とか室戸岬がなんとか確認できたようデス。そんなつまらないフライト時間を楽しくしてやろう という配慮なのかどうかは知らないが、ビンゴ大会が始まった。 乗客全員にカードを配り、前面のスクリーンに次々と番号を出していく。機内でビンゴがでるとスクリーンに「BINGO!」と出てくる。最初から、全てのカードのデータがプログラムにくみこまれているのだろう。なぜか俺のカードは都合良く開いていき、1列揃ったのは機内で3番目くらいだったかな。(2階席では1番のり) JALの簡易バッグ(?)をいただいた。 残りの時間はまったり過ごし、10時30分頃に現在の遅延状況を聞こうとアテンダントを呼びとめる。 どう言い出せばいいのか迷ってしまい、「このあと11時20分の粟国行きに乗り継ぐのですが時間がおしてるので1階席の出口に近いところに空席ありませんか?」と言った(気がする) 接続の確認(こちらが遅れてるから、接続便も待ってくれ)をとろうとしたようで、「便名分かりますか?」と言われた。はっきり言って便名なんて覚えてない(爆) 上着のポケットに入れといたチケットを取りだしで渡すと、必要事項をメモしていった。1階でチーフパーサーと相談してた様子。5分くらいで戻ってきた。1階の出口に近い席に移れるとの事。荷物を持って階下に下りていく。ちょうど出口んとこにある非常口座席には人がいたが、反対側(進行右側)の非常口座席は空であり、そこに座ることができた。那覇に着いたら、最初にそこのドアがあくから、ターミナルビルの乗継カウンターへいってください と教わる。その直後にシートベルトサインがつき、飛行機は下降を始める。座席移動はギリギリ間に合ったようす。バンザイ!
 飛行機は、南側から着陸に入り、無事に着地した。停止すると同時にシートベルトを外し出口に向かう。一番に飛行機を降り、乗継カウンターを探す。すぐに見つかる。粟国行きのチケットを差し出すと、そのまま1階にいき、そこの係員に提示してください と言われる。ということでターミナルビル1階の粟国行きゲートにいた係員に渡すと、さっそく体重測定を受ける。 飛行機が小さいから運べる客貨合計重量に制約があるために全旅客・全貨物の重量チェックが必要なのである。なおかつ、左側に座る人と右側に座る人の体重が同程度でないと飛行機は傾いてしまう。全乗客のチェックが必要であるから座席が指定されるのはゲートに入る直前。 JALガラだったチケットがRACバージョンに切り替り、座席配置が決定し受付が始まったのは11時10分頃だったと思う。


 7人の客+地上職員で機体までバスで移動。現ターミナルからはるか離れた旧国内線第二ターミナルまでバスでいく。このバスの中の写真からも、ここが生活路線である様子がガンガン伝わってくるだろう。他の乗客は、大きな荷物を持っており、観光か帰省のように見られた。俺は、飛行機マニアに見られてたと思う(爆)  さて、ターミナルからはるか離れた、旧第2ターミナルそばに、ちっちゃなヤツが見えてきた。これから世話になるアイランダーBN2Bクン♥よろしくおねがいしまーす。 バスを降りると、4番ABの乗客(機体左側から搭乗)と2番AB3番AB(機体右側から搭乗)にわかれて乗り込む。すぐにドアがされる。まずは機長の挨拶。後ろを向いてはっきりと喋ってくれた。シートベルトとシートポケットの安全のしおりについて触れると、すぐにエンジン始動。左右の状態を地上職員と共に確認し、さっそく動き出す。 ジャンボ機のよに、高い位置から見下ろすのと違うから誘導路上での速度を速く感じた。 滑走路手前で一旦停止し同僚のDHC−8の着陸を待つ。滑走路途中から離陸態勢に入り、それほど速度をいらずに浮き上がる。沖縄本島を離れ、遥か海のかなたを目指して空のたびが始まった。

高度はぜんぜん高くなく、雲の下を飛ぶ。沖縄の海がとてもきれいに見える。たとえるならば“鳥になった気分”といったとこ。マジでそう。
これを読んでる皆様方にもゼヒ体験していただきたいものです。
 15分くらいで、目的の粟国島が見えてきた。眼下には船が1隻。時刻からフェリーあぐにの粟国行であることがわかる。それを追い抜いて着陸態勢に入った。
そのフェリーあぐにが、あと15分でやってくる粟国港の様子を上空から観察(笑) まだ待ってる車の数は少ない。 写真見ると島の向こう側まで見えてた:不覚
さて、粟国空港に着陸。 山形と同様に誘導路が無い空港であった。BN2Bクンは、滑走路の半分も使わずに減速し、滑走路の端まで行ってUターンすることなく、そのまま駐機場に入る。粟国空港のターミナル・・・うわぁ平屋ぢゃん!!これをターミナルビルと言うのであろうか? 羽田や関空では信じられない光景が目の前にあった。のんびりした空間に甘えて、機体の周りを1周して写真を撮る。こんなちっちゃな機体だったんだぁとあらためて感動。
 空港を出て、粟国村中心部に向けて歩き出す。ここ粟国村は人口900人。バス・タクシーは無い。粟国有償運送(陸自承認:個人運営)のワゴンが1台あるだけで、あとは自分の車(観光客は宿の車)を使うのが一般的に見えた。あらかじめ見ておいた地図では、空港から港まで1kmもなかったので歩くことにしてた。空港を出ると、まずはやぎが出迎えてくれた。どーもありがとう。
数分後、遠くで汽笛の音が聞こえた。フェリーあぐにが入港した合図であろう。のんびりしてるなぁと粟国島を満喫しながら、畑の中を歩きていく。農作業してる方々に会釈をしていかないと変人と疑われてしまう。(爆) うしろからエンジンの音が聞こえ、那覇へ飛んでくBN2クンが見えた。あっというまに豆粒サイズになり、空へ消えていく。 と、この写真を撮った直後、カメラがガーーッと巻取りを始めた。つまりフィルムが切れた。ということで、ここから後ろは写真なしになってしまいました。(TT)これよりあとに見れる風景は皆様ご自信がご体験くださいませ。 Go to 粟国!!! (デジカメ兼用すりゃぁよかったぁと後悔したことは言うまでも無い。)
  2,3分したらおっちゃんが乗った原付バイクが1台追いぬいていった。飛行機を見送った帰りと思われる。挨拶は忘れずにし、歩きつづける 中学校の角の交差点で道を誤り、結局30分くらいで港についた。

 港について、早速乗船手続きをする。出航まで、あと1時間半。 もちろんこんなところにジッとしてるはずはない。堤防の先までいって、海を眺めたのち、島の外周道路に沿って、きれいな入り江を探した。誰もいない静かなスポットww おきにいりになってしまいそう(笑  秋田から近ければ頻繁に来るでしょう(笑)
 港に戻り、友達用のおみやげを購入。塩飴っつーのを買ってフェリーに乗り込む。客室に入ると、既に満杯状態(みな沖縄泊までの2時間を昼寝して過ごそうという魂胆)で、後部のベンチに腰掛ける。船内は通路にもござが引かれて、身動きが取りにくい状態に見えた。これが“あぐに流”なのだろう。1つ上の屋上デッキは、ガラーンとしていて出航まではここにつったってることにした。最初は1人だったが徐々に増えだして、ついにはそこに座りこむ人も、完全に寝る人もでてきた。これも“あぐに流“なのだろう(笑)
 さて定刻2時に港を離れ、那覇泊港へ向けて2時間の航海にでる。見えなくなるまでずっと手を振ってるおばちゃん、それに答えるおっちゃん 別れのドラマ(爆)が繰り広げられてた。船旅の魅力の一つかなぁなどと変なことを考えてしまう。
 その屋上デッキは、風が強く肌寒い。が、ジャンパーを着こめば、そうでもない。熱い太陽光線を照射された床面は暖かく、操舵室の風影にねころがると、とても気持ちが良い。“あぐに流“で自分も寝転がった。(ニヤッ☆) 子供達は、風が強いところでジャンパーをヒラヒラさせるスーパーマンごっごに燃えている(笑) ホントのどかな島&のどかな人達だなぁと改めて思う。
1時間も経つと粟国島は見えなくなり、目の前には本島が見えてきた。 定刻4時に那覇泊港に到着。順番に下船し、皆それぞれの方向へと向かう。 俺がそのままホテルへ向かうはずはない。まずはここの施設「とまりん」に入る。離島多いなぁと眺める。「だいとうの手続きは2階です」という案内に従って2階にあがる。だいとうの窓口は閉まっていた。張り紙を見ると、前は4月2日に出航していったそうで、次の出航は4月8日とのこと。ほぼ1週間ごとの運航に南大東・北大東への意欲は沸くが、やっぱり遠い(爆) ま、金が準備できたら行ってみよう!
 さて、歩いてホテルへ向かう。あらかじめ準備した地図を見るが、郵便局の位置が間違ってた。道に迷いながらも何とか到着し、重たい荷物を降ろすとすぐに夕食と翌日のバスダイヤを調べに中心部へ向かうことにする。県内全てのコンビニにバス時刻表の冊子が置かれてて、それを自由にコピーできる話を聞いてたから、さっそく近くのファミリーマートでバス時刻表があるかどうか聞くが、ないとのこと。しかたなくバスセンターに行くと、バスセンターとなりのHOTSPARには時刻表があった。冊子1冊全てコピーをする気だったがページ数が多すぎるために断念して必要な部分だけをコピーする。次はメシだ。58号線沿いにソーキソバを食べれる店を探すが、これが無い。なんとか見つけた居酒屋風のところで沖縄そばをいただく。1月1日に国際通りで食べた味と比べて自分的にはまぁまぁといったところ。おいしいソーキソバを探す修行は当分続きそうだ。(謎
 ホテルにもどり、テレビみたりしながらコピーしたバス時刻表を眺める。明日の予定を立てて早めにおやすみなさ〜い☆

リンク:沖縄県粟国村:http://www.vill.aguni.okinawa.jp/              4月7日へ→

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